【新月にメンタルがゆれる理由とは?】涙が出そうな夜に読んでほしい心の処方箋

新月について
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満ちることを忘れたように、空にぽっかりと姿を消す新月の夜。そんな夜、なんとなく胸がざわざわしたり、気持ちが沈んだり…。

はっきりとした理由もないのに、涙が出てしまったりすることもあるかもしれません。誰かに会いたくなったり、逆に一人になりたくなったりと、心がふわふわと浮つくような不思議な時間…。

それでも、不安になる必要はありません。

そんな風に感じるのは、あなただけではないのです。むしろ、新月という見えない月のタイミングは、心の奥深くをそっとゆさぶる時間でもあるのです。

今回は、「新月 メンタル」というテーマをもとに、スピリチュアルな観点から、その不思議なつながりをやさしく解きほぐしていきます。

新月がくれる“静けさ”と“ざわめき”

新月のエネルギーは、とても静かで繊細。

でもその静けさの中には、心をざわつかせるような“はじまりの波”がひっそりと流れています。まるで、大きな森の奥で、風の音も止まったかのような時間。

新月の日には、感情がぐっと内側に向きやすくなり、普段は気づかないような思いが、ぽつりぽつりと浮かび上がってきます。それはまるで、暗い湖の底からゆらゆらと泡がのぼってくるようなイメージ。心の深いところで眠っていた声が、小さなささやきとなって聞こえてくるのです。

特に、感受性が強い人は、眠気が強くなったり、なんとなく疲れやすくなったりすることも。

反対に、ピリピリと神経が立ってしまって、ちょっとしたことでイラっとしてしまうこともあるかもしれません。身体はだるくても、頭だけが冴えてしまうような不思議な感覚になる方もいるでしょう。

だからこそ、この静けさとざわめきの入りまじる新月の時間は、自分の心の奥に耳をすませる大切なひとときなのかもしれませんね。

自分の中の「ゆらぎ」に気づく

新月の影響は、目には見えません。

でも、気分の波がぐらぐらと揺れるような体感があるなら、それは宇宙からの静かなメッセージかもしれません。「今、少し休んでいいよ」と言ってくれているのかもしれませんね。

例えば、突然イライラしたり、不安が強まったり。眠れなかったり、逆に眠っても眠っても足りないように感じたり。

そういった気持ちは、ふだん押し込めていた本音が、表に出てこようとしているサインかもしれません。心が「ちゃんと見てほしいよ」と訴えているんですね。

そんなときは、感情を否定せず、「あ、今わたし、ゆれてるなぁ」とやさしく見つめてあげてください。無理にポジティブになろうとしなくても大丈夫。

まずは、そのままの自分を、そっと受けとめてあげることからはじめましょう。ぬくもりのあるお茶を一杯、ふう〜っと飲むだけでも、少し心がほどけてくることがありますよ。

リセットとスタートが同時にくる新月の不思議

新月は「終わり」ではなく、「新たなサイクルのはじまり」。それはまるで、真っ白なノートの1ページ目のような時間です。何を書いてもいい、自由なはじまり。

このときに現れる“空っぽ”な感じは、過去の感情や疲れを手放すサインでもあります。涙が出るのも、怒りがわいてくるのも、いらなくなった感情が出ていっている証拠かもしれません。心の大掃除のようなものですね。

そして、感情が浄化されたあとには、新しい願いや目標をそっと心に描いてみるといいかもしれません。書き出すことで、意識がぐっと整ってくるのを感じる方も多いですよ。

願いごとは大きくても小さくてもかまいません。「毎朝すっきり起きたい」とか「もっと笑顔で過ごしたい」そんな願いだって、立派なスタートの種になるのです。

新月とセルフケアは、とても相性がいい

では、新月の夜、心が不安定に感じるとき、どう過ごせばいいのでしょうか?そんなときは、少し意識して“やさしいセルフケア”を取り入れてみてください。

たとえば、

・ぬるめのお風呂にゆったりとつかる(ふわ〜っと体の緊張がほどけます)
・お気に入りの香りを焚いて、ぼーっとする(ラベンダーやゼラニウムがおすすめ)
・夜の空を見ながら、深呼吸(静かな時間を感じることで、自分に戻れることも)
・好きな音楽を小さく流して、照明を落とす(まるで、月のようなやさしい灯りの中で)
・湯たんぽや毛布にくるまりながら、目を閉じて自分の呼吸に意識を向けてみる

こうした過ごし方は、「月だから」ではなくても、もちろん意味があります。

でも、新月という“空っぽ”のエネルギーに合わせることで、心の奥の詰まりがすっと溶けていくような、そんな感じがするのです。

言葉にできないモヤモヤがあるなら、紙に書き出すのもおすすめです。何を書いてもいいし、誰にも見せる必要もありません。

心の中にあるものを、ただ紙に流していくだけで、気持ちが軽くなることもあるんです。

新月を迎えるたびに、自分と会話してみる

毎月やってくる新月は、宇宙からの定期的なお知らせのようなもの。忙しい毎日のなかで、ちょっと立ち止まるきっかけをくれます。月が見えないその夜は、自分自身にとっての「月灯り」になってくれるかもしれません。

だからこそ、「また新月か…」と思ったときは、ほんの少しでいいので、自分の気持ちを感じてみてください。

今、どんな気分? 
何を手放したい? 
どんな未来を描きたい? 
どんなわたしでいたい?

答えが出なくても大丈夫。ただ、自分の声を聴こうとするだけで、心はほっとやわらぎます。

月のリズムに合わせて、少しだけペースを落としてみること。これが、日々のストレスをやわらげるひとつの方法でもあるのです。

まとめ 〜新月は心の調律師〜

新月は、そっと私たちの心に触れて、調律をしてくれる存在かもしれません。ピアノの音が整うように、わたしたちの感情の音色も、静かに、やさしく整えてくれるのです。

見えないけれど、感じられる。 強くはないけれど、静かにひびく。

そんな“新月の力”にやさしく身をゆだねることで、わたしたちの内側の世界は、少しずつ整っていくのだと思います。

新月の夜、あなたはどんな気持ちで過ごしたいですか? 今夜、そっと月に心を向けてみませんか?きっと、あなた自身の声がやさしく返ってくるはずです。

 

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